暗号資産投資家の21.2%が海外取引所を利用!乗り換え理由1位は「レバレッジ取引ができる」

暗号資産

「暗号資産を始めるなら国内取引所」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

ところが、株式会社Claboが2026年8月11日に発表した調査では、現在、海外取引所を利用している人は21.2%という結果が明らかになりました。

さらに、海外取引所へ乗り換えた理由で最も多かったのは「レバレッジ取引ができる」でした。

一方、国内取引所には「日本語対応で安心」「セキュリティ面が信頼できる」といった強みがあり、単純に海外取引所の人気だけが高まっているわけではありません。

今回は1,265名を対象にした最新調査から、暗号資産投資家が国内・海外取引所をどのように使い分けているのか、詳しく見ていきます。

暗号資産投資家の21.2%が海外取引所を利用

暗号資産投資家の21.2%が海外取引所を利用しているという今回の調査結果について、数字を詳しく確認してみましょう。

① 最初は53.8%が国内取引所を選択

今回の調査では、暗号資産への投資経験者が最初に利用した取引所について、53.8%が国内取引所と回答しました。

一方、最初から海外取引所を選んだ人は3.2%にとどまっています。

つまり、多くの人にとって暗号資産投資の入口は国内取引所だったわけですね。

最初に利用した取引所割合人数
国内取引所53.8%680名
海外取引所3.2%40名

日本語で利用できることや、入出金の分かりやすさなどを考えると、初心者が国内サービスからスタートするのは自然な流れでしょう。

個人的にも、初めて暗号資産を買うなら「注文方法が分からない」「送金先を間違えそう」といった不安が出てくると思います。

そう考えると、まず国内取引所を経験してから取引スタイルに合わせて選択肢を広げていくユーザー像が見えてきますね。

② 現在は21.2%が海外取引所を利用

現在の利用状況を見ると、状況が少し変わってきます。

「海外取引所のみ」が9.6%、「国内・海外の両方」が11.6%となり、合計すると21.2%が海外取引所を利用していました。

現在の利用状況割合人数
国内取引所のみ30.8%389名
国内・海外の両方11.6%147名
海外取引所のみ9.6%122名
現在は利用していない4.9%62名

最初から海外を選ぶ人は少ないものの、経験を積んだ後に海外取引所へ移行したり、国内と海外を併用したりする人がいるという結果です。

「国内か海外か」という二者択一ではなく、目的によって使い分ける投資家も存在している点が興味深いところですね。

③ 暗号資産への投資経験者は56.9%

調査対象者に暗号資産への投資経験を尋ねたところ、現在も投資している人は39.5%、過去に投資していた人は17.4%でした。

暗号資産への投資状況割合人数
現在も投資している39.5%500名
過去に投資していた17.4%220名
投資経験なし43.1%545名

現在と過去を合わせると56.9%が暗号資産投資を経験しています。

今回の数字を見る際には、アンケートの対象や設問条件を確認しておくことも重要でしょう。

調査結果だけを見て「日本人の21.2%が海外取引所を使っている」と解釈しないよう注意してくださいね。

海外取引所への乗り換え1位はレバレッジ取引

海外取引所への乗り換え理由1位は「レバレッジ取引ができる」でしたが、自由度や手数料なども理由として挙げられています。

① レバレッジ取引ができるが4.3%

海外取引所への乗り換え理由を複数回答で尋ねた結果、トップになったのが「レバレッジ取引ができる」4.3%でした。

海外取引所への乗り換え理由割合人数
レバレッジ取引ができる4.3%54名
海外取引所の方が自由度が高い4.0%51名
手数料が安い3.0%38名
情報発信者・SNSの影響2.7%34名
国内取引所に不満があった1.7%22名

レバレッジ取引とは、証拠金をもとに、その金額より大きなポジションを取れる仕組みです。

利益を大きくできる可能性がある反面、損失も大きくなる可能性があるため、初心者ほど仕組みを十分理解してから利用する必要があります。

「倍率が高ければ儲けやすい」と単純に考えるのは危険なんですよね。

海外事業者を利用する場合は、日本での登録状況、資産管理、出金条件、税務なども含めて慎重に確認したいところです。

② 国内・海外併用では手数料が1位

国内と海外の両方を利用する147名に併用理由を聞いたところ、トップは「手数料が安い」でした。

国内・海外を併用する理由割合
手数料が安い5.1%
海外の方が自由度が高い5.0%
レバレッジ取引ができる4.8%
取扱通貨の種類が多い4.1%
情報発信者・SNSの影響3.7%

海外取引所を選ぶ人が、レバレッジだけを目的としているわけではない点が分かります。

手数料、自由度、取扱銘柄など、自分が重視する条件に合わせてサービスを使い分けているのでしょう。

ただし、取引コストを見る際には売買手数料だけではなく、スプレッドや送金・出金にかかるコストなども含めて比較することが大切です。

③ SNSが取引所選びにも影響

暗号資産の情報収集先では、SNS(X・YouTubeなど)が28.7%で最多でした。

ニュースサイトは23.7%、専門メディアは21.1%となっています。

SNSなら相場の動きや新しい暗号資産の話題を素早く知れる一方、情報の正確性には大きな差があります。

特に「絶対に上がる」「簡単に稼げる」といった表現には要注意。

暗号資産の情報はスピードだけで判断せず、公的機関や取引所の公式情報など複数の情報源を確認する習慣を持ちたいですね。

国内取引所を選ぶ理由と海外利用の注意点

国内取引所を使い続ける投資家が何を評価しているのかも、今回の調査から見えてきました。

① 国内取引所は日本語対応の安心感が1位

国内取引所を使い続ける理由で最も多かった回答は、「日本語対応で安心」の22.5%でした。

国内取引所を使い続ける理由割合人数
日本語対応で安心22.5%284名
セキュリティ面が信頼できる21.2%268名
入出金が簡単18.3%231名
税務処理がしやすい14.9%188名
海外取引所に不安がある10.4%132名

レバレッジや取扱銘柄だけを見ると海外取引所に魅力を感じる人がいる一方、「安心して長く利用できるか」を重視する人には国内取引所が選ばれています。

特にトラブルが起きた際、日本語で問い合わせできることは大きな安心材料でしょう。

派手な機能よりも、毎日安心して使える環境を優先したい人も多いわけですね。

② 世代によって取引所選びにも違い

今回の調査では、世代による傾向も紹介されています。

Y世代(1982~1996年生)は回答者の37.0%を占め、国内・海外の両方を使いこなす傾向が強いと分析されています。

氷河期世代(1971~1981年生)は27.5%で、安全性や日本語サポートを重視し、国内取引所を中心に利用する傾向が見られました。

Z世代(1997~2012年生)は15.9%で、SNSを通じた情報収集や少額投資が特徴とされています。

年齢だけで一人ひとりの投資行動を決めつけることはできませんが、サービス側がどの機能を求められているのかを考えるうえでは面白いデータですね。

③ 海外取引所はリスク確認が重要

海外取引所を利用するときに最も大切なのは、「海外だから危険」「海外だから優れている」と一括りにしないことです。

サービスごとに運営体制や規制状況、資産管理、セキュリティ、取引条件などが異なります。

高いレバレッジを利用できる場合でも、その分だけ急激な相場変動による損失リスクが高まる可能性があります。

また、海外取引所で発生した利益だから日本での税金を考えなくてよい、という意味でもありません。

暗号資産は値動き自体が大きい金融資産なので、「取引できる機能の多さ」だけではなく「資産を守れる環境か」という視点を忘れないでくださいね。

調査概要

今回発表された調査の基本情報をまとめます。

項目内容
調査テーマ国内・海外の暗号資産取引所の利用実態と乗り換え理由
調査実施日2026年2月24日
調査方法インターネット調査
調査対象国内在住の男女
有効回答数1,265名
実施機関株式会社Clabo
発表日2026年8月11日

調査では、暗号資産投資家が何を重視して取引所を選んでいるのかが具体的な数字で示されました。

Clabo公式調査レポート

まとめ

株式会社Claboの調査によると、暗号資産投資では最初に国内取引所を利用した人が53.8%だった一方、現在は海外取引所のみ9.6%、国内・海外併用11.6%となり、合計21.2%が海外取引所を利用しています。

海外取引所への乗り換え理由では「レバレッジ取引ができる」が4.3%でトップとなり、「自由度が高い」「手数料が安い」と続きました。

海外取引所には選択肢や機能面で魅力を感じる投資家がいる一方、高いレバレッジは大きな損失につながる可能性もあります。

国内か海外かという単純な比較ではなく、安全性・規制状況・手数料・取扱銘柄・取引機能・税務・サポート体制まで確認して、自分に合った取引環境を選ぶことが大切ですね。

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